今は、紅海沖の町、ダハブに居ます。
ここは、海がとってもとってもきれい。
ダイビングをする人にとっては、ここは聖地らしい。
砂浜がないので、数メートル泳げば、急に深くなり、
そこにサンゴ礁や熱帯魚などが見れるのが特徴だ。
透明度は、タイのピピ島以上によく、
普通に泳いでいるだけでも、様々な種類の魚を見ることができた。
ゴーグルから覗く海底の世界は、なんとも不思議。
見たこともないような魚たちが、サンゴ礁と戯れている。
あるいは、わずか数センチしかない魚の群れが、
太陽の光を反射させ、ネオンサインのように輝いている。
ダハブが、人気を集めているのは、ダイビングやその海のきれいさだけではない。
ここは、とにかく、時間がゆっくり。
現地の人たちも、とってもイージーゴーイング。
怠けているように見えて、常にリラックスしている感じ。
ここで、数ヶ月滞在している旅人にも会った。
かなりのスピードでヨルダンを駆け抜けてきたのと、
「中東」の潜在的な緊張感から、
心身ともに疲れていた。
ここでこの雰囲気に溺れて、疲れをとることにした。
時計を外し、海をのんびりと眺めながら、
日記を書いたり、本を読んだり、シーシャ(水パイプ)を吸ったり・・・
なかなか「無意義」な、そして贅沢な時間を過ごした。
海辺でのんびり過ごしていたら、
子供たちがやってきた。
サーフボードで遊び始めた。
何をして遊ぶのかと見ていたら、
なかなか面白いことをはじめた。
2人が、お互いを見合うような形でサーフボードの両端にうつ伏せに寝る。
第三者の声を合図に、とにかく腕で漕ぎまくる。
漕いで、
漕いで、
漕ぐ。
力があるほうが、徐々にサーフボードを進めていく。
ある一定のラインを超えたら、ゲームは終了、
ラインを超えさせた人が勝ち。
なんとも、単純なゲームだ。
このゲームには、説明書もない、
AボタンもBボタンもない、
バーチャルな世界もない。
体当たりで
ただひたすら漕ぎまくる。笑
やっぱ子供はこうでなくちゃなー。
子供たちは、このゲームに夢中になり、
1時間以上も飽きることなく、熱中した。
しまいには、一度も勝てなかった奴が泣き出すくらい・・・
単純なゲームに熱中する子供たちの無邪気な笑顔には、
こっちも思わず笑顔になってしまう。
いいなぁ、こんなのも。
ここの夕日は、とりわけきれいだった。
次は、王家の谷があるルクソールという場所です。