キャパドキアから夜行バスで12時間。

いよいよアジアの果て、ヨーロッパの始まり、イスタンブールに着きました。

当初は、ここを最終目的地にしていたので、通過点になってしまったことは、

多少残念です。


イスタンブールといえば、それは昔から、

自分にとっては、大げさに言えば、どこか神秘的な響きがあった。

イスタンブールを舞台に、

どれほどの歴史のドラマが演じられてきたか。

世界史で、ビザンティウム、コンスタンティノープルと度々名前を変えて登場するこの古都は、

自分の中では、常に「憧れ」という言葉をもって印象に残っていた。 


しかも、

アジアの果て。

ヨーロッパの始まり


これほどドラマチックな街はないのでは?


そこに今、自分はいる。


いやぁ、それにしても、上海からよくきたなぁー

と少し感慨深くなり、イスタンブールのバスターミナルに

到着したときは、なんともいえない達成感を感じた。


でも、まだ旅は続きますよ、ピラミッドを見るまでね。




トルコに入ってからは、移動が本当に楽だぁ。

トルコのバスは、値段が高い分、この上なく快適です。

まずは、席の間隔が広い。

そして、あらゆるサービスがある。

まるで飛行機の機内サービス。

水、お茶、お菓子、そして「おしぼり」に代わって、コロンを振りまいてくれる。

さっぱり。


インドや中国の苦痛バスはなんだったんだろう?

と思わしてくれる快適さです。

これだったら、何十時間でも乗ってられます。


何より嬉しいのが、

みんなマナーがいいこと。

一番感心したのが、車内絶対に禁煙ということと、

「靴を脱いではいけない」という規則。


これは明らかに、悪臭防止策です。

これを読んでいる中国バス会社の人がいれば、

ぜひこの制度を導入してください。 笑




実は、

イスタンブールで大学の部活の同期(彼も5年目で、世界を旅している)

康平(通称、こぶへい、こぶちゃん ETC)と再会した。

彼はエジプトからヨルダン、シリアを通ってここまで来た。

劇的な再会だった!



4年間ともに汗と涙を流し、すべてをかけてきた戦友と

海外で会うのは、これまた変な感覚に陥ります。


去年の今ころは、関東4強進出を果たし、

準決勝の準備と練習にすべてをかけていた。


そして、今は2人でボスフォラス海峡を眺めている。


なんか、へんな感じだ 笑



夜は酒を交わし、いろいろ部活の話や、旅の話で盛り上がった。

気がついたら、深夜2時。

やっぱ、いいですね、仲間って。

大学時代、「友達」はたくさんできるけど、

「仲間」ってなかなか出来ないんだと思うんです。

自分は、同期も後輩も先輩にも、本当にいい「仲間」に恵まれた。


そういったセンチな思いにさせてくれるのも、

またイスタンブールマジックです。



そう、ここイスタンブールはボスフォラス海峡を挟む形で、

アジア側とヨーロッパ側に街がまたがっている。


イスタンブールは、ずるい。

ここまで、美しい自然に恵まれ、

街が整備され、歴史がしっかりと残っている街はないです。

それに加えて、トルコ料理がとにかくおいしい

人も優しい、(うざい客引きも多いけど)、

ショッピングから遺跡めぐりからなんでもある。





この旅で、一番好きな街になりました。

さすが、イスタンブール。


しばらくここで康平と観光やら何やら楽しんでから、

シリアを目指します。


次の記事でまた、イスタンブールについては詳しく書きます。


いつも読んでくださる読者の方々、ありがとうございます!

こんな幼稚で自分勝手な文章を読んでいただけるなんて、

光栄です。


これからもよろしくです!