すっげーぜ、ペルセポリス!!


シーラーズという町から、車で走ること1時間。

灼熱の太陽のもと、埃の中から、ペルセポリスが姿を現した。


これは紀元前512年頃、アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が建築に着手し、

その子クセルクセスによって完成された。

ペルシア帝国の属州から(ヨーロッパからインドまで)技術者が集められ、

当時としては最新の建築技術が採り入れられた。

排水溝の設備や、建設の労働者の保険までもが完備されていたらしい。

荘厳な宮殿や舞台があり、宗教的な儀式を行う場所として使用されていた。



この遺跡は、シリアのパルミラ遺跡、

ヨルダンのぺトラ遺跡とあわせて、


「中東の3P」


といわれるらしい・・・・

いろんな想像を膨らませてくれる名前ですねー 笑


アレクサンドロス大王の侵入とアラブ人の侵入に、

度重なる地震が加わり、保存状態は決してよくない。

その理由で、ペルセポリスを「大したことない」という人もいるが、

俺は感動した。


ここは、歴史の教科書でずっとずっと見てきた遺跡だった。

中学生の時から。

まさか、イランの辺境の地に、自分の足で見に来るとは思いもしなかった。

実際足を運んでみて、ずっとハイテンション!!



確かに、柱やレリーフの多くは、破壊されていたり、風化している。

しかし、しっかりと残っている部分も多く、それを見たときには、

まるでタイムスリップしたような思いになった。




よくこんな重い岩を正確に形作り、積み上げ、

さらにはそれにレリーフを刻んだなぁ


だって、日本人が弥生時代に、竪穴式住居をがんばって造っている頃に、

ペルシア人は、これを建てていたのだから。

2500年前でっせ!!

すごいっしょ。



↑ 彼は、シーラーズの町を案内してくれたモンセーンくん

  「英語を練習させてくれ」 ということで、いろいろ案内してくれた。

  イラン人の多くは、本当に紳士で、親切で、すっかりこの国の虜になってしまった。

 彼も、まじナイスガイ。(こう見えてもまだ19歳!!) 

 彼は知識に貪欲で、いろんな話を聞いてきた。

 (イランでは、中国同様、インターネットなどの制限があるので、

 自分で調べたくても調べられないことが多いらしい。)

 すごくいい異文化コミュニケーションができた。


明日にはテヘランへ戻ります。

テヘランからエスファハーンまでのバスの中で

知り合ったテヘラン大学の修士生に、テヘラン大学の寮に

泊めてもらうことになった。

本当に素敵な出会いに恵まれてます。

イラン、最高や。